外資系企業への転職

規制緩和やグローバルエコノミーが進展するなか、外資系企業への転職を希望される優秀な求職者が増加してきています。その魅力と特徴は、仕事の能力とは無関係な要素で評価される割合が少なく、仕事の内容と目標が明確で、集中的にキャリアと能力の向上を図ることができ、報酬は成果と実績により決定されるということでしょう。外資系企業の一般的な特徴は次の通りです。

実力・成果主義に基づく評価制度

外資系企業の70%以上が100人以下の社員数で概して規模は小さく、人材のほとんどは様々な企業から即戦力として中途採用で入社しており、能力、実績に即した評価制度が一般的です。日本への進出が古い老舗企業では日本的な経営手法も取り入れた折衷方式により、年功序列を加味した評価をおこなっている企業もありますが、日本に進出したばかりの企業ほど能力主義が徹底しています。

給与などの雇用条件


◆給与システム 8割以上の外資系企業は中途採用に依存しています。そのため、即戦力となる人財確保には給与水準を国内系企業より高く設定している場合が多いのが実態です。
給与は、年齢、性別とは関係が無く、職務内容と職責に対するもので、実務能力と業績次第で変動します。多くの外資系企業では年俸制度を採用しており、固定給部分とインセンティブ(報奨金制度)やプロフィットシェアリングといった流動部分から成り立っているのが一般的です。
固定給はその年度の保証された給与であり、ボーナスも含まれ、毎年見直されます。
インセンティブは本人の業績によって変動しますが、この部分は給与総額の10-20%にあたることが多いようです。
◆福利厚生、退職金 福利厚生面は、国内系企業の方が有利な場合が多いようです。
退職金は退職時の年収に勤続年数を乗じたものを適用するのが一般的で、各種社会保険制度は国内系企業と差異はほとんどありません。

外資系企業で評価される能力


◆即戦力としての業務執行能力 1年等の短期的な成果達成が求められるため、即戦力を重視する傾向があります。
社員の大半は必要とされる職種、ポジションに就ける経験と能力により採用を行ないます。転職回数もキャリアやスキルの向上が認められれば比較的問われません。
◆セルフスターター能力 自発性、自主性という意味合いで求人条件では頻繁に使用される用語です。常に問題意識を持ち、自ら企画立案し、果敢に挑戦していく実行力が評価されます。
◆プレイングマネージャー能力 マネージャーの求人には汎用的に使われる条件です。担当者以上の現場の知識と経験をもち、行動力とマネジメント力を兼備していることが求められます。
◆プレゼンテーション能力 外資系企業で最も大切な要件の一つです。短期的な成果を求める傾向があるため、状況の変化とそれへの対応が重要となり、的確な活動状況の報告と実行力がとわれます。
◆英語実務能力 担当者レベルでは実務での能力が重視され、基本的なコミュニケーションが可能な英語力を求める場合が多いようです。また、マネージャー以上では、本社とのやりとりが重要となり、高度な英語力が不可欠です。